予想はしていたんですけど泣けました。
僕は滅多に泣かない人間で、プロジェクトXの大半を見て泣けたのは、吉野ヶ里の回と富士通編パート1だけでした。
二回来ましたねぇ。
一つ目はカードが心配している所で、「さくらとカードとプレゼント」の時も大層感動しましたが、どうも僕はカードに心配されると弱いようです(笑)
二つ目は小狼がさくらを支えて杖を握るシーンで、有りがちだし原作ではそれほど感動しなかったんですけど、さくらの安心感が伝わってきて、不覚にも凄まじく感動してしまいました。
戻って「貴方達にも眠って貰うつもりだったのですが」ってエリオルが言っていますが、さくらにまで眠られてはエリオルも困るという事は語るに及びません(笑)原作では小狼に対して言った台詞なのですが、アニメでは「達」とさくらにもかかっています。
「さくらさんに対しても手心は加えていませんよ、本気になって下さい」という意味に受け取れてこれはこれで良いのですが、エリオルの小狼に対する子孫を労わる優しい眼差しが削られてしまったのは残念です。
それに車を運転している人が眠ったりしたり、火を使っている人が眠ったりすると色々不都合な気もしますが、エリオルの魔力の前では物の数に入らない問題なのでしょう(笑)
後はさくらカードのライトとダークを除いた六枚でもお話を作って欲しかったですねぇ。
ケロちゃんが「スッピー!」って驚いていましたけど、今まであんな面白い物体を見て怪しまなかったのは壮大なボケといえましょう。
最後は問題の小狼の告白シーンで終わりましたが、これは大川総帥が監督に散々嫌味を言っていた演出で、監督の独断専行なんですよね。
現にどう考えても小狼はあんなタイミングで告白する人じゃあないし、物語も混線してしまいましたよね。
このほうが次回の視聴率が上がるだろうとの考えに基づいた、ちまっちい改変にしか思えません。
私も随分可笑しいと思います。画竜点睛を欠くとまではいえませんが、ちょっと惜しいですよね。
しかしやっぱり、何年経っても凄いアニメですよね。
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