NOIR 第17話「コルシカに還る」

ジョルジュが撃たれたシーンは辛いのですが、雰囲気が良くて、ディティールの確認を兼ねて二回見てしまいました。だんだん面白くなって来て、自然に誉める所が増えてきたのでここに感想を公開出来ます(笑)
好きな漫画の一つに東京BABYLONが有るのですが、あの極めて優れた物語も主人公達が背負う主題に比べると、個々の物語の深み・面白さは二周りも三回りも下ると思っています(数多の圧力を跳ね返して描いた意義は別として)。NOIRもまた主人公達の持つ主題の周辺が動き始めてぐっと面白くなって来た感じです。

ミレイユに関して言えば(広義の)貴種流離譚なんですね。私は貴種流離譚が好きかどうかは分かりませんが、品の有るアウトサイダーは結構好きです(笑)
それにしても島が美しいですね。写真で良く見るナポリっぽい雰囲気ですね(同じイタリアですから)
ジョルジュがミレイユの両親は「貴方を守ろうとして殺された」っていって居ましたけど、こんな断片的で抽象的な事柄なら伝えない方が良い位じゃないかと思います。xxxHOLiCの四月一日君尋というキャラクターは両親が自分を庇って死んだ事に苦しんでいて、これがこの作品を貫く主題の一つになっています。またそういう苦しみに捕われる人は実際でも結構いらっしゃると聞きます。ミレイユも以後相当その事について苦しむ可能性も無きにしも非ずです。死の直前だったとはいえジョルジュに断片的な情報を吐かせて残りを隠匿して次の物語に繋げるやり方は、ご都合主義はいい過ぎかもしれませんけど、ジョルジュが思いやりの無い人みたいで少し可哀想です。

それにしてもミレイユちゃんは、あれ位の狙撃には気が付か無いと生き残りにくいものです(自分は棚の上)。危ない事は知っているのですから、狙撃されにくい所で話せばよいのですけれどもね。絵的には面白くなくなってしまいますけど。反撃の銃撃が良く外れるのも最早ミレイユっぽいです(笑)

やっぱりクロエは観光に来たか、精々冷やかしに来たんじゃないかと思うんですけど(笑)

個人的にはソルダの子なんだって、って泣いているミレイユを夕叢さんにはまだ詳しいことは分からないじゃない、といって抱きしめてキスをしてそのまま押し倒して欲しかったんですが、まだそこまでの慰めキャラでは無い様です(笑)

にしてもミレイユの声をなさっている三石さんってセーラームーンをなさっている方なんですね。ぴったりはまっているので、芸域が広いとも言えると思います。

2人はソルダに対してどのような態度をこれから取るのでしょうね。まずは情報を集めないと本人達も分からないかもしれませんね。

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