プロローグが終わってタイトルロールと共にピアノ曲が流れ出した所で、もう既に大きく感動してしまいました。後に起こることが血生臭いであろうことが予想される程に優しく響きます。
流石にヒットシリーズだけあって、だんだん演出が豪華になっていく感じです。このシリーズの音楽はどれもとても素晴らしくて、比較対象としては妥当か分かりませんが、東方プロジェクトにも勝るとも劣らないのではないでしょうか。ともかくこのプロローグは僕の宝となったのでした。
梨花と魅音の立ち回りは疑問が一杯です。催涙スプレーじゃ制圧できないのは常識ですし、もしもの時のために沙都子に何も言い含めなかったのも分かりません。もし捕獲しようと思っていたなら、注射の中は睡眠薬だと思いますけど、それにしても梨花ちゃんは普段から魅音に対して心証が良くないんですね。
始末をしたとして後も謎です。お魎さんも始末するんでしょうけど、その先がまた謎です。使用人なんかも園崎家の規模にしては何時も少ないと思うんですけど、見つかったらどうするんでしょうか?自害する所まで想定の範囲と言う事なら説明が付くのですが。姉妹の区別が付いていない可能性も低いと思いますので、この行動にはまだまだ裏が有るのでしょうか。普段から魅音が嫌いという設定は嫌なので、全部演技だったら良いんですけど。
縦穴の上に居る状態ではスタンガンを持っていても下の人を倒すのは中々容易じゃないと思うんですよね。そこをやれると思った詩音の判断は不可解ですし、魅音が弱っていただろうとはいえ抵抗若しくは逃げなかったのもおかしいです。これは構成上の傷でしょうか。
レナが魅音が詩音だという事に気が付いていただろうと仄めかされていましたが、それを咎めなかったのは犯罪を続行させる為でしょうか。
今回重要なのは梨花ちゃんがオヤシロ様はそんな悪い神様ではないと言い切ったことです。暇潰し編からも推測できましたが、梨花ちゃんが最後のターゲットで有るということも含めて、反オヤシロ様的な集団が犯人だと言う事でしょう。
ガスが噴出してこなかったのは、多分のその条件が梨花ちゃんが特定の人物・集団に殺される事だった為ではないでしょうか。神がかり的なことになってしまうと理由も何もないのですが、鬼隠し編のお疲れ様会の作者の祟りにも理由が有る、という言葉を前提に推測するとそういうことなのではないでしょうか。それとも人為的な証拠隠滅なのかもしれませんけど。
鷹野さんの死亡時刻の謎も最後まで説明されませんでした。あんまり目明しされた気がしません・・・。途中からスキップしたんですけど、かなり精神的なダメージを受けて、吐き気がして一日中酷い頭痛と共に寝込んでしまいました・・・。お疲れ様会がなかったら正直かなり怒っていました。あれは本編はちょっとやり過ぎだったかな、という原作者の心遣いが感じられました。スタッフルームで詩音(魅音)の行動を殺人鬼と罵る云々とありましたが、殺人鬼と罵るって言うのは自分は全然違う人種であることを前提として言う言葉で有るので、その種の思考をするような浅い人達、といった批判する人に対する批判が込められているような気がしました。やっぱり製作当初は批判が多かったのでしょうか。詩音が良い悪いとかより、色々な意味で非常に辛い話でした。早くクリアして大団円まで辿り付きたいものです。
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