true tears 第11話「あなたが好きなのは私じゃない」

今までで一番という位良かったですね。俯瞰で雪を降らせるシーンですとか、最後の波止場のシーンであるとか美しかったです。やはり感性+CGの威力なのでしょうか。アニメ全体がCGに切り替わって隨分経つので、じじ臭い話ですけど、上手く使えば最新技術は良いものです。海岸でのピアノ曲も良かったです。

比呂美と眞一郎が酒屋に帰って来る時に、眞一郎が裏手から、比呂美が正面からと二手に分かれて入って行きましたけど、ああいう細かい表現は本当に好きです。他にも比呂美がふざけて洗濯物を足で取るシーンとか、酒蔵の少年の呼びかけに眞一郎が部屋に入ってから応えるシーンも、生活の感じが出ていて良かったです。

「あなたが好きなのは私じゃない」という台詞はなんとなく乃絵の台詞かなと思っていたのですが、比呂美が純に言ったのでビックリしました(不注意)。純の好きな人とは一体・・・!?(禁断)
それにしても一番痛いところを突いた発言で、思えば序盤の純の強引な約束取り付けが、今日の事態を招いた大きな要因であるわけです。この前酒井雄哉大阿闍梨が言葉と行いと心が一致する事が大切だと説かれていらっしゃいましたけど、そこから外れると大体の場合つけが回ってくるものです(自戒)

三代吉も良かったですねぇ。展開が唐突だと仰られる方もいらっしゃいますが、私は最初からこの子(愛ちゃん)は気分屋だな、と思っていたのでむしろ一貫しているように感じました。それにしても三代吉はこれからも苦労が絶えない様な予感がします(笑)

絵本の地べたの話もバッドエンドなんだかハッピーエンドなんだか分からない終わり方が良かったように思います。とりあえず乃絵ちゃん(と地べた)が心配です。乃絵ちゃんと純が血が繋がっていなければ、ハッピーエンドなんだけどなぁ。眞一郎に「似てますね」と聞かれた時に「全然」と答えた下りはもしかすると伏線だったのでしょうか。

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